野球 ・ 2026-09-20

2026年MLBポストシーズンの注目統計:打撃のスピードと守備力

Photo: RDNE Stock project (Pexels)

2026年のMLBポストシーズンに注目すべき統計を紹介する。各チームの強みと戦術の違いが、10月の勝敗を左右する可能性がある。

アトランタ・ブレーブス:打撃のスピードが勝負を決める ポストシーズンの戦いでは、速球や変化球に対応する打撃の質が重要となる。ブレーブスはパドレス、カージナルスと並んでナショナルリーグで最も高いバットスピードを誇る。また、75mph以上の「ファストスイング」の割合(ファストスイング率)もリーグ最高である。主力打者5人(ロナルド・アクーニャJr.:75.8mph、オースティン・ライリー:75.8mph、ドレイク・ボールドウィン:75.4mph、マイケル・ハリスII:74.9mph、マット・オルセン:74.8mph)は全員がファストスイング率50%以上を記録している。速いスイングはボールをより強く遠くへ飛ばすことができる。

タンパベイ・レイズ:打撃のスタイルが多様性を生む レイズの戦力として注目すべきは、ジュニア・カミネロとチャンドラー・シンプソンの対照的な打撃スタイルだ。カミネロは今季60以上のバレル(理想的な打球速度と角度で打った打球)を記録した5人の打者の一人で、メジャー最速の平均バットスピード79.6mphを誇る。ア・リーグ最多の41本塁打のうち27本が「確実な本塁打」(30球場全てで本塁打になる打球)で、これはメジャー最多である。一方、シンプソンはバレルがゼロで、バットスピードは65.0mphとリーグで最も低い部類だが、優れたバットコントロールでスイートスポットに当てる率がリーグトップクラスであり、打率.311でア・リーグ打率王を争う可能性がある。また、空振り率10.4%、三振率7.9%とメジャーの打者の中でトップ1%に入る。ポストシーズンでは本塁打も重要だが、異なるタイプの打者を揃えることも重要であり、レイズはポップフライと長打の両方で相手を倒せる。

シカゴ・カブス:10年で最強の守備力 ポストシーズンではアウト数が勝敗を分けるが、カブスの守備力は歴史的な強さを誇る。Statcastデータによると、2026年のカブスはStatcast時代のチーム守備ラン値(Fielding Run Value)で過去10年間で最多の+68ランを阻止しており、2018年のダイヤモンドバックス(+64)、2022年のヤンキース(+58)などを上回る。その中核はセンターのピート・クロウ=アームストロング(PCA)で、個人の守備ラン値でStatcast時代最高の外野手シーズンであり、全体でもトップ5の守備シーズンを記録している。


関連商品(広告)

野球 グッズをAmazonで探す

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売による収入を得ています。